2013年8月1日木曜日

韓国の観光赤字:日本観光韓国人「29%増」、韓国観光日本人「26%減」という差

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●クルーズ船で済州を訪れた外国人観光客=(聯合ニュース)


朝鮮日報 記事入力 : 2013/07/31 09:34
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/07/31/2013073100697.html

韓国の観光赤字膨らむ 日本人訪問客減少の影響

【ソウル聯合ニュース】
韓国銀行(中央銀行)と韓国文化観光研究院によると、1~6月の韓国の観光収支は17億8690万ドル(約1753億円)の赤字だった。
 前年同期の6.4倍に上る。

 観光収支は旅行収支から留学・研修などを引いた、一般旅行者によって発生するサービス収支だ。
 1~6月の赤字が膨らんだのは、韓国人観光客の海外での支出(観光支出)が84億1970万ドルで前年同期に比べ12.9%増加した。
 一方、韓国を訪れた外国人観光客の支出(観光収入)は66億3280万ドルで7.5%減少した。

 月別にみても13カ月連続で赤字が続く。
 6月の観光収支は、円安で日本人観光客の来韓が減ったことが響き、1億9050万ドルの赤字だった。

 1~6月に海外を旅行した韓国人は延べ722万8969人で、前年同期に比べ9.6%増加した。
 円安を追い風に、日本を訪れる韓国人観光客数が毎月「30~40%台増加」している。

 韓国を訪れた外国人は553万102人と、約7500人減った。
 中国人が173万5371人に増えた。
 半面、日本人は133万9155人と「26.3%減少」した。

聯合ニュース



朝鮮日報 記事入力 : 2013/07/31 14:50
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/07/31/2013073102061.html

7月の外国人観光客数120万人超 過去最高=韓国

【ソウル聯合ニュース】
 7月に韓国を訪問した外国人観光客が123万人(暫定集計)と120万人を超え、月間ベースで過去最高となった。 
 文化体育観光部が31日、明らかにした。

 前年同月に比べると21.9%増加した。
 特に中国人観光客が59万人に上り、同82.7%増となった。
 1~7月に訪韓した中国人は233万人で、国・地域別で最も多かった。

 同部関係者は「韓中直行便の増便、クルーズ観光の拡大、ビザ制度の改善などに伴い中国人観光客が急増したとみられる」と説明した。

聯合ニュース


 この2つのニュースを合わせるとどうなる?
 外国人観光客は増えている。
 しかし、赤字も増えている、ということになる。
 増えた分は中国旅行者の増加であるとするなら、赤字から脱出するのは間近なようにも思えるのだが。
 日本人の韓国観光は「26%減」
 一方、
 韓国人の日本観光は「30%---40%台増加」
という。
 韓国での日本製品不買運動はどうなっているんだろう。
 反日は嵐のように伝わってくるが、観光客も嵐のように日本にやってくる。
 どうなっているのだろう?


JB Press 2013.08.05(月)  玉置 直司
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/38379

日韓の訪問者数、5年ぶり逆転も
「日本→韓国」激減の一方で「韓国→日本」が急増



 2013年の夏休み。韓国の友人たちから「日本に行く」という話をあちこちで聞く。
 一方で、日本からの訪問者はずいぶん減ったような気がする。

 統計を調べてみたら、日本→韓国の訪問者が激減し、韓国→日本の訪問者は急増している。
 このままいくと旅行客数の「日韓逆転」が5年ぶりに起きる可能性も出てきた。

■明洞で聞こえてくるのは中国語ばかり

 筆者のオフィスはソウルのど真ん中である明洞(ミョンドン)のすぐ近くにあり、毎日このあたりをうろうろしている。

 夏休みシーズンで外国人を乗せた大型バスがすぐ近くのロッテ百貨店前にどんどん到着する。
 聞こえてくるのはほとんど中国語だ。

 明洞と言えば、日本人観光客が主役だったが、日本語の張り紙や呼び込みに代わって、いまや圧倒的に目立つのが中国語だ。

 毎年夏休みになると、ほぼ毎週のように日本から知人がやって来たが、最近はめっきりと減ってきた。
 南大門市場の中にあるなじみの土産店に行ってみたら、店員が
 「とにかく中国人ばかり。日本人にも、もっと来てほしい」
と言う。

 韓国政府の観光統計を見ると、はっきり分かる。

 日本から韓国への訪問者数は、2012年上期(1~6月)は181万7043人で前年同期比30.2%増だった。
 ところが、2012年下期(7~12月)には170万1749人に激減した。
 前年同期比でも10.2%減だ。

 2013年に入って、この傾向にさらに拍車がかかっている。
 上期の訪問者数は133万9155人へとさらに激減した。
 前年同期比では26.3%減だ。

 代わりに目覚ましい勢いで増えているのが中国人だ。
 2013年上期の訪問者数は、173万5371人。
 前年同期比45.6%増だ。
 韓国での外国人観光客と言えば、長年、圧倒的に日本人が最大勢力だった。
 ところが、2013年上期の国別シェアは24%で、中国人(31%)が最大勢力に取って代わったのだ。

■超円高の是正や竹島問題で日本人は韓国離れ

 訪韓日本人数は2012年半ばまでは急増していた。

 韓国政府の観光統計によると、訪韓日本人数の対前年同月比伸び率は2012年1月24.5%、2月33.0%、3月34.4%、4月35.7%、5月34.9%だった。

 6月に18.6%に落ちてからは、一気に下落する。
 7月8.8%、6月6.6%となり、9月以降はマイナスになった。
 特に2012年10月以降は、ほぼ毎月、前年同月比で20~30%の減少となっている。

 日本人が激減している理由はいくつもある。

 観光業界関係者によると、まずは超円高是正。
 2012年上期には、1円=14~15ウォンで推移していたが、今は1円=11ウォン前後の水準だ。
 韓国は物価がそれほど安いとも言えず、円高是正でショッピング旅行のうまみが以前ほどではなくなってしまった。

 総選挙が近づいたとの見方が広がり、安倍晋三氏が首相に再び就任する可能性が高まるにつれて超円高是正が急速に進んだことが海外旅行に影響を与えたのは間違いない。

 訪韓旅行については、政治的な理由も大きかった。
 李明博(イ・ミョンバク)前大統領が2012年8月に電撃的に竹島(韓国名は独島)を訪問したことで、ただでさえ冷え切っていた日韓関係はさらに悪化したと見る日本人は多く、韓国旅行を避ける傾向に追い討ちをかけた。

 「北朝鮮情勢の核実験、ミサイル発射などで、なんとなく危ないと考える日本人も増えた。特に、修学旅行や企業の研修旅行など団体旅行は影響を受けている」(観光業界関係者)

 韓流ブームに一時の勢いがないことも原因の1つのようだ。

■韓国人は日本でショッピング、温泉、ゴルフに登山

 これに対して、日本を訪問する韓国人は急増している。

 日本政府観光局の統計によると、2013年上期の韓国人の日本訪問者数は前年同期比38.4%増の132万200人となった。

 訪日韓国人数は2007年に260万人を超え、初めて訪韓日本人数(224万人)を超えた。
 この年、ウォン高が急速に進み、ショッピングやゴルフを楽しむために日本を訪問する韓国人が急増したのだ。

 2008年には、双方の訪問者数はほぼ同じ238万人前後だったが、わずかに訪日韓国人数が訪韓日本人数を上回っていた。

 しかし、その後超円高の進行で再び訪韓日本人数が上回った。
 東日本大震災の影響で2011年には訪日韓国人数が激減していた。

 2013年に訪日韓国人数が再び急増しているのは、やはり超円高是正が最大の原因だろう。
 もともと、近くて行きやすいために日本旅行は人気があった。
 震災と超円高で遠ざかっていた韓国人が再び戻ってきたわけだ。

 長野県の南アルプスで韓国人登山客4人が死亡した事故は韓国では連日トップニュースとして大きく報じられた。
 せっかく日本まで登山旅行に行って亡くなるとは誠に残念としか言えない。

 訪日韓国人の旅行目的は多様だ。
 ショッピング、温泉、ゴルフに加えてここ数年は韓国で起きている空前の登山ブームもあって、日本に登山旅行に行く人たちが増えていた。

 韓国には2000メートルを超える山はあまりなく、3000メートル級となるとまったくない。
 日本の登山はだから人気だったのだが、今回は2000~3000メートル級の登山経験が不足していたことが遭難事故の原因となってしまったようだ。

 ウォン安が修正されたこともあり、韓国人の海外旅行熱はさらに高まっている。

 2013年の上期の海外旅行者数は、722万8969人で前年同期比9.6%増となった。

 海外旅行者の増加と、日本人観光客数の激減で、2013年上期には「旅行収支」の赤字額が膨れ上がってしまった。
 旅行収支の赤字額は、前年同期比で6.4倍にも跳ね上がり、17億8690万ドルになってしまった。

 韓国の旅行収支は長年赤字続きだったが、日本人観光客の急増などもあって2012年初めには黒字になった。
 ところが、6月に再び赤字になり、以後、ずっと赤字が続いている。

 旅行の統計をながめていると、もう1つ、気になるデータがある。
 日韓両国への訪問外国人数の推移だ。

■日韓の「外国人観光客誘致」競争の結果は・・・



 2010年には、日本を訪問した外国人数は861万人、韓国を訪問した外国人数は879万人でほぼ同じ規模だった。
 両国ともに「外国人観光客誘致」を重要政策に掲げており、どちらが先に1000万人を超えるかが注目を集めていた。

 ところが東日本大震災の影響で2011年に日本を訪問した外国人数は621万人に急減した。
 韓国を訪問した外国人数は順調に増え、2012年には1114万人と大台に乗せた。

 2013年の上期を見ると、韓国を訪問した外国人数は前年同期比3.6%増の553万人。
 日本を訪問した外国人数は同22.8%増の495万人となった。

 中国人の旅行者数の差が大きいが、日本も「アベノミクス」で超円高が修正されたことで東南アジアなどからの外国人観光客の増加が著しく、1000万人台乗せをうかがう勢いになってきた。

 為替動向、外交関係、景気動向・・・。
 訪問外国人数の推移は、さまざまの要因を反映しており、旅行統計データをながめると、いろいろ考えさせられる。

玉置 直司 (たまき・ただし)Tadashi Tamaki
日本経済新聞記者として長年、企業取材を続けた。ヒューストン支局勤務を経て、ソウル支局長も歴任。主な著書に『韓国はなぜ改革できたのか』『インテルとともに―ゴードン・ムーア 私の履歴書』(取材・構成)、最新刊の『韓国財閥はどこへ行く』など。2011年8月に退社。現在は、韓国在住。LEE&KO法律事務所顧問などとして活動中。



レコードチャイナ 配信日時:2013年8月6日 11時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75190&type=0

訪日中国人減少も総消費額は依然首位
=1人平均支出額は19万8851円―日本法人調査

 2013年8月5日、国際観光振興機構(JNTO、通称:日本政府観光局)がこのほど発表した統計によると、
 今年上半期の訪日外国人は約495万4600人、昨年同期比22.8%増となり、上半期史上最高を記録した。
 中国新聞社が伝えた。

 中国本土からの観光客は3割ほど減少したが、中国本土以外のアジア諸国、台湾、香港などの地域からの訪日が大幅に増えた。
 日本観光庁の最新調査(4-6月)では、訪日中国人は減少したものの、旅行にともなう支出額は依然、外国人観光客の首位を占めている。

 訪日外国人の旅行中の1人平均支出額は11万6033円、前年同期(11万3693円)に比べ2.1%増となった。
 韓国、台湾、香港市、中国本土、米国
の訪日外国人上位5カ国・地域のうち、中国本土からの個人消費が飛び抜けており、日本国内旅行中の支出額は19万8851円。
 香港は3位で11万7170円。
 台湾は4位で8万590円。
 5位の韓国は6万6618円。

(提供/人民網日本語版・翻訳/ HT・編集/武藤)


 韓国に続いて、中国の観光により日本締め付けという経済制裁はまったく効果がなかった。
 というより、それがきっかけで日本を訪れる外国人が多様化するという好結果をもたらしてくらたようである。
 中国の観光客は3割減ったいうが、それでも多額の外貨を日本に落としていってくれる。
 中国様様といったところである。
 庶民レベルがこれでは、韓国や中国の日本への制裁もあまり効果がないように思える。
 逆に、自分の首を締めているような雰囲気になってきている。
 おそらく、韓国は何時か日本との修復を図ってくるだろう。
 それがいつだろうか、予想してみるのも面白い。


朝鮮日報 記事入力 : 2013/08/21 21:59
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/08/21/2013082103788.html

訪日韓国人の増加続く 7月は前年比28.6%増

【東京聯合ニュース】
 日本を訪れる韓国人が増え続けている。
 日本政府観光局(JNTO)が21日に発表した観光統計によると、7月に日本を訪問した韓国人は前年同月比28.6%増の24万4000人と暫定集計された。
 国・地域別の訪問者数で韓国がトップだった。

 2011年1月(26万8368人)に次いで2番目の高水準となった。
 また、今年に入り月間ベースで28~45%の増加率を見せている。

 韓国観光公社の康重石(カン・ジュンソク)東京支社長は、韓国人旅行客の増加について「『アベノミクス』の影響でウォン高円安となり、韓国人が日本を旅行するのにかかる費用が軽減されたことが最も大きな理由だ」と説明した。

 一方、先月日本を訪問した外国人の数は100万3100人で、初めて単月で100万人を突破した。

 JNTOは夏季休暇シーズンで旅行需要が増えたほか、円安や観光PR活動が外国人観光客の増加につながったと分析した。

 また、先月1日からタイ、マレーシア国籍者に対する短期滞在ビザ免除措置を実施したことも増加を後押ししたとしている。

聯合ニュース


 困ったものである。
 日本を訪問する韓国人は「29%増」であるという。
 反面、韓国を訪れる日本人は「26%減」だという。
  一方的に「韓国の負け」ということになる。
口では「ああでもない、こうでもない」と反日を高揚するのだが。
 だが実際のところでは
 「身と心はあこがれの日本を向いている」
ということである。 




【「底知らず不況」へ向かう韓国】


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