2013年6月26日水曜日

「中国ベッタリズム」の韓国の悪夢:中韓首脳会談、両国関係は蜜月期に



●24日、韓国大統領が中国を訪問することで中韓の経済関係がさらに強化され、両国関係がかつてない蜜月期に入ると予測されている。資料写真。


レコードチャイナ 配信日時:2013年6月26日 0時48分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=73671&type=0

中韓首脳会談、両国関係は蜜月期に―中国メディア

 2013年6月24日、環球時報(電子版)によると、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領がまもなく中国を訪問することについて、ロイターが「中韓の経済関係がさらに強化される」と指摘しているほか、韓国の専門家は
 「首脳会談により両国関係は蜜月期に入る」
と予測している。

 首脳会談で中韓は北朝鮮に核兵器を放棄させることについてコンセンサスを得ることになるとされ、両国の経済関係も会談の焦点になるとみられている。
 すでに中韓の貿易は年2150億ドルもの規模に達しているが、今回の訪中に朴大統領はサムスンやヒュンダイなども含めた過去最大規模の経済使節団を随行させるとみられ、両国の自由貿易協定(FTA)について議論することも期待されている。

 中国は韓国にとって最大の貿易パートナー国であり、韓国も対中貿易で黒字を実現している数少ない先進国となっている。
 韓国は中国に自動車やスマートフォン、薄型テレビ、半導体、石油化学製品などを輸出しており、特にヒュンダイとその傘下にあるキア自動車は中国で日本のメーカー以上の売り上げを達成している。

 上海東華大学の韓国人教授は
 「今回の首脳会談により中国と韓国はかつてない蜜月関係を築くことになると確信している」
と話しており、ロイターも
 「中韓は1992年に国交を樹立したばかりだが、経済だけでなく流行や芸能、ドラマなども中国で人気となっており、その関係は急速に深まっている」
と指摘している。

 また、朴大統領は独学で中国語を学んでおり、中国への関心も高く、中国の現代哲学者・馮友蘭(フォン・ヨウラン)氏の「中国哲学史」を愛読していたことも明かしている。
 4日間の中国滞在中は熱烈な歓迎を受けるとみられ、中国のメディアも朴大統領に好意的な記事を掲載している。



サーチナニュース 記事入力 : 2013/06/26 10:02
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/06/26/2013062600950.html

訪中随行団に単独行動禁止、事実上の禁酒令

 今月27-30日に予定されている朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の中国国賓訪問を前に、大統領府が綱紀の粛正に乗り出した。
 訪中随行団に配布された指針書には
 「随行員の単独行動禁止」
 「『足マッサージ』を含む各種風俗業への出入り禁止」
など、さまざまな内容が記載されている。

 韓中首脳会談を2日後に控えた25日午後、大統領府所属の訪中随行団およそ40人が集まり、綱紀の粛正や品位の維持などに関する指導を受けた。

 まず、大統領府の朱鉄基(チュ・チョルギ)外交安保首席が今回の訪中の趣旨について15分ほどかけて説明。
 朱首席は
 「習近平国家首席は『魚和熊掌不能兼得(サメのうろことクマの手を同時に所持することはできない=欲しい物を両方手に入れることはできない)』という言葉を、政府の役人として生活するに当たっての信条としてきたそうだ。
 この言葉は『政府の担当者は常に個人の欲望を捨て、与えられた任務だけを忠実に果たさなければならない』ということを意味している。
 われわれもこのように、常に緊張感を持って与えられた使命を果たすべきだ」
と述べた。
 習近平首席の言葉は『孟子』から引用されたもので、習首席は福建省の党書記時代から、常に自らを戒めるため
 「政府の役人として仕事をするのなら、個人の利益は忘れなければならない」
という思いで公務に励んできたという。

 続いて「綱紀粛正秘書官室」による品位維持教育とセクハラ防止教育が25分間にわたり行われた。
 この席では
 「常に報告の仕組みを維持せよ」
 「業務がないときは、たとえビール1杯飲む場合にも、一行の行き先、戻る時間などをあらかじめ本部に知らせなければならない」
などの指針が伝えられた。
 事実上の禁酒令とも取れる指示だ。

 中国は北朝鮮と隣接していることから、セキュリティー関連の教育も行われた。
 高級官僚が美女に惑わされ、重要な資料やデータを紛失するといった不祥事など、海外で実際に起こったケースについても説明されたという。
 また、性的暴力予防教育は女性警察官が担当した。
 ある出席者は教育内容について
 「壁に耳あり障子に目ありという考えを持ち、一人でいるときでも行動に注意するよう促すというレベルだった」
と語った。

 また、在中国大使館は朴大統領の訪中に向けた準備のため、現地で17人のインターン職員を新たに採用した。
 同大使館は先月の韓米首脳会談で尹昶重(ユン・チャンジュン)元大統領府報道官が女性インターン職員にセクハラを行った不祥事を考慮。
 男性随行員には男性のインターン職員を、女性随行員には女性のインターン職員を配置し、業務を支援させることにした。


 なにか、
 中国というヘビににらまれた韓国というカエル
といった雰囲気である。
 中国お代官様に絶対に粗相のないないように
といったことを至上命令にしているような朴政権である。


レコードチャイナ 配信日時:2013年6月26日 15時35分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=73716&type=0

朴大統領、「史上最大」の経済代表団を率いて訪中
=韓国世論7割が期待―中国メディア

 2013年6月25日、朴槿恵(パク・クネ)大統領の初訪中は近づくにつれて、韓国国内でも関心が空前の高まりを見せている。
 最新の世論調査によると7割以上の韓国人が今回の訪問に期待し、83%が中韓関係は日韓関係よりも重要だと考えている。
 韓国・聯合ニュースによると朴大統領は27日、「史上最大」の経済貿易代表団を率いて訪中する。
 朴大統領は「重要な時期に行なわれる中韓首脳会談には重大な意義がある」と公に表明した。環球時報が伝えた。

 韓国KBSテレビが24日に報じた、韓半島未来財団が専門機関に委託して行なった世論調査によると、韓国国民のうち中韓関係は日韓関係よりも重要だと考える人は83%に上り、日韓関係の方が重要だと考える人は11.7%に過ぎなかった。
 中韓関係の将来については肯定的な見方の人が85.1%を占め、否定的な見方をする人は8.6%に過ぎなかった。
 間もなく行なわれる中韓首脳会談については、74.4%の人が期待を表明した。
 中韓自由貿易協定(FTA)については賛成が63.6%に上り、反対の24.1%を大幅に上回った。

 韓国MBCテレビによると朴大統領は韓国史上最大の経済貿易代表団を率いて訪中。
 韓国の主な大企業の会長を含む企業界の巨頭が
 「大挙して西進」
する。
 現時点の発表によると経済貿易代表団の規模は71人で、李明博前大統領の初訪中時のほぼ2倍で、朴大統領の先月の訪米時の52人も上回る。
 大韓商工会議所はこれについて、韓国の新内閣が中韓関係を非常に重視していることの現れであり、中小企業の代表も数多く参加しており、彼らによる中国市場の一層の開拓を後押しすると考えている。
 中央日報は
 「朴大統領と韓国経済界は中国に西進する方法について頭を絞ってきた。
 中国経済はすでに以前のような急成長を示すことはないし、2012年の経済成長率上位10都市中7都市が西部の省・市であることから、韓国企業界は経済的に比較的立ち後れた中国西部地域への攻勢に着手した」
と指摘した。

 韓国SBSテレビの24日の報道によると、朴大統領は同日大統領府首席秘書官会議で、朝鮮半島の非核化を実現するため、誠意を示して国際対話の舞台に復帰するよう中国との協力を通じて北朝鮮を説得すべく努力すると表明した。
 朴大統領は同時に
 「中韓両国共に今年新政権が発足した。
 現在は朝鮮半島情勢を含め、政治・経済各方面共に重要な時期にある。
 こうした状況下で行なわれる中韓首脳会談には、なおさらに特別な意義がある」
と表明した。

 「朴大統領の対中魅力攻勢」、ロイター通信は23日この見出しで「東アジア情勢はただならぬ時期にあり、中国や韓国と北朝鮮、日本との関係はいずれも試練を受けている。
 今回の中韓首脳会談は両国にかつてない蜜月期を開く」と分析。
 そして「中国では韓国のファッション、ロックスター、人気ドラマの俳優に夢中になる若者が少なくない」と指摘。
 さらに「中韓首脳会談では朝鮮核問題が重点となる」と報じた。

(提供/人民網日本語版・翻訳/ NA・編集/武藤)


 周辺諸国が中国と距離を置きつつある昨今、
 どちらかというと全体的に下降局面に入ってきている中国にラブコールを送る唯一の国が韓国である。
 中国としては、最高の歓待をしなければならないはめとなっている。


朝鮮日報 記事入力 : 2013/06/27 09:30
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/06/27/2013062700806.html

【萬物相】中国の歓待外交




 2000年代初め、中国・北京駐在の韓国特派員たちが釣魚台の国賓館に招待された。
 武装警察が警護する正門を過ぎ、うっそうとした木々の間を抜けると、「四季庁」とも呼ばれる第18号楼に到着した。
 廊下には真っ赤なカーペットが敷き詰められ、高級な紅の木の家具や陶磁器、書画などが並べられていた。
 最高の調理師たちによる10品ほどの料理は、満腹になっても「もっと食べたい」と感じさせるようなものばかりだった。
 深いスリットの入ったチャイナ・ドレス姿の女性たちは、器に入った茶や酒が飲み干される前から次々と注いできた。
 その場にいた韓国人記者たちは「自分たちは丁重な接待を受けている」と誰もが自然に感じていた。

 北京の北西部にある釣魚台には、42万平方メートルの森の中に5万平方メートルの玉淵潭と呼ばれる湖がある。
 釣魚台という名称は、およそ900年前に金の皇帝の章宗(1168-1208)が土台を築き、釣りを楽しんだことに由来する。
 清の乾隆帝は玉泉山(現在の湖北省)の池の水を釣魚台にまで持ってこさせて湖を作り、行宮(皇帝の一時的な滞在場所)を建設して「釣魚台」という文字を扁額(へんがく)に直接書いた。
 その後しばらくは歴代皇帝の別荘の釣り堀として使用されていたが、1949年の共産革命で現在の政府が成立してからは、海外の元首たちが滞在する迎賓館として使用されるようになった。

 釣魚台にある16の建物はいずれも深い森の中にあり、ほかの建物に誰が滞在しているのか分からないようになっている。
 現場で働く職員たちも、滞在客を「○○号のお客さま」としか呼ばない。
 これらの別荘のうち最も景色が見事なのが第18号楼の「総統楼」だ。
 いわゆる「ピンポン外交」と呼ばれる卓球での交流をきっかけに中国を訪問した米国のニクソン大統領をはじめ、レーガン大統領、ブッシュ大統領、クリントン大統領といった歴代の米国大統領、英国のエリザベス女王にサッチャー首相、日本の今上天皇も宿泊したことがある。
 さらに韓国からは盧泰愚(ノ・テウ)大統領、金泳三(キム・ヨンサム)大統領、金大中(キム・デジュン)大統領、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領、李明博(イ・ミョンバク)大統領も宿泊した。
 北朝鮮の金日成(キム・イルソン)主席がトウ小平氏と会談し、金正日(キム・ジョンイル)総書記が1日宿泊したのもこの第18号楼だ。
 韓中国交正常化に向けた極秘接触もここで行われた。

 中国が海外の首脳をかつての皇帝の別荘に宿泊させ、最高の料理とサービスで歓迎する理由は、古くから伝わる外交手法の一つだ。
 かつての王朝時代、東アジアの中心的な国家だった中国は、周辺国から貢ぎ物を受け取り、それに対して恩賜を与え、その国の王に対して王になることを命じる「冊封」によって周辺国を管理してきた。
 中国の皇帝は各国からの使臣を常に手厚くもてなし、持ってきた貢ぎ物よりも多くの恩賜を持たせて帰らせた。
 これは使臣たちに自国に戻ってから中国を称賛するよう促す狙いがあったわけだ。
 唐の太宗は娘の文成公主を吐蕃(チベット)のソンツェン・ガンポ王のきさきとし、吐蕃を婿の国として扱った。

 韓中首脳会談のためきょう中国に向けて出発する朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の宿泊先は、釣魚台の18号楼だ。
 朴大統領は2008年に大統領特使として中国を訪問したときもここに宿泊した。
 朴大統領を迎える中国も歓迎の熱気に包まれている。
 環球時報は「朴大統領は中国語を話すことができ、中国の歌『甜蜜蜜』を歌うこともできる」と紹介した。
 ただし、大きな歓迎を受けるのは確かに気分がよくありがたいことだが、外交の本質は歓迎を受けることとは別問題だ。
 どこに宿泊しどのような歓迎を受けたとしても、首脳外交で何らかの実質的な成果を手にしなければならないことは何も変わらない。

 


【「底知らず不況」へ向かう韓国】



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